関節注射による治療

関節注射による治療

特徴

肩や膝などの関節痛をきたす疾患に対して適切な検査と診断の上、有効・必要と判断した場合はヒアルロン酸や消炎鎮痛剤、ステロイド剤を注射することで痛みや炎症を改善させます。

治療方法

長期的な肩の痛みや動きが悪いなどの症状が現れる「50肩」や「40肩」として認知されている「肩関節周囲炎」に対しては、潤滑液的役割を期待して必要に応じて肩関節の中にヒアルロン酸を注射します。痛みや炎症が強いときには消炎鎮痛剤を併用する場合もあります。また、歩行時や階段の上り下りなどで痛みを自覚する膝の代表的疾患である「変形性膝関節症」に対しては、加齢により痛んでしまった膝の軟骨への潤滑液的役割と、すり減ってしまった膝の軟骨の修理・修復、そして更なるすり減りを抑える効果を期待してヒアルロン酸を注射します。

注意点

  • 注射当日の入浴やスポーツの制限はありません。
  • 注射後、1日程度は軽い違和感が残ることがあります。
  • 注射したところをもんだり、不潔な手で触らないでください。
  • 注射したところの痛みや熱っぽさ、全身の熱やだるさなど異常を感じたらすぐにお申し出ください。